建設業許可を取得するまでには、どのような作業が必要なのでしょうか。以下で説明させていただきます。
「建設業許可申請の手引」を手に入れる
建設業許可申請の方法については、都庁発行の「建設業許可申請の手引」という冊子に詳しく説明されています。
この冊子は都庁へ行けばタダでもらえます。もらえる場所は、都庁の都市整備局市街地建築部建設業課というところです。都庁第二本庁舎の3階南側にあります。
しかし、多摩地区から都庁へ行くと半日つぶれます。
そこで、都庁のホームページからダウンロードすることになります。ダウンロードはこちらです。
ただ、この「建設業許可申請の手引」は72ページあり、ダウンロードも結構大変です。
しかも、法改正が「建設業許可の手引」に反映されておらず、他にもダウンロードしなくてはならない文書がいくつかあります。
どの種類の建設業を選ぶか、どの種類の許可を取得するかを決定する。
許可の取れる建設業は28種類あり、今後の事業展開を考えてどの建設業の許可を取得するかを決めなくてはなりません。
もっとも、建設業許可を取得するには一定の要件を満たす必要がありますから、建設業の種類を自由に選べるわけではありません。選べる建設業の種類は、「要件を満たしている」建設業に限られることになります。つまり、要件にはどのようなものがあるかを理解した上で、要件を満たすのはこの業種だから、この業種の建設業許可を申請するという流れになるのです。
この「要件を満たしている」かどうかの判断のためには、5個の要件についてかなり勉強しなくてはなりません。
しかし、どの業種の許可を申請するかが決まらないと先に進めませんから、要件について大まかな理解をした上で申請する業種を決めることになります。
建設業許可取得のための要件を満たしているかを検討する。
5個の要件を満たしていなければ、そもそも建設業許可を申請することはできませんから、5個の要件について正確に理解して、自分は要件を満たしているのかを判断しなければなりません。
しかし、各要件について正確に理解することはかなり大変です。行政書士への相談の大半は、自分は要件を満たしているのか、というものです。
申請書類を取得する。
申請書類は都庁にいけば買えますが、販売しているのは、都民広場の地下にある用紙販売所です。「建設業許可申請の手引」と一緒に取得することはできません。
ここでも時間節約のために、ホームページからダウンロードすることになります。ダウンロードはこちらです。
しかしこれが「建設業許可申請の手引」以上に大変です。
申請書類には№1から№33まであり、数が多い上に、許可の種類によって必要なものが違うからです。
申請にあたって必要な書類(確認資料)を準備する。
申請にあたって必要な書類にはさまざまなものがあります。
住民票は区市役所や町村役場、登記されていないことの証明書は九段にある東京法務局、身分証明書は本籍地の区市役所や町村役場、卒業証明書は卒業した学校、納税証明書は税務署や都道府県税務事務所、預金残高証明書は金融機関にそれぞれ発行してもらわなくてはなりません。
郵送で申し込むとしても申請書をダウンロードして、記入して、郵便局に出向いて・・・・ということになります。
申請書類に必要事項を記入する。
「建設業許可の手引」を読みながら、申請書類に必要事項を記入していきます。「建設業許可の手引」だけではわからない部分が必ず出てきますので、その都度、都庁に電話で問い合わせることになります。
申請書類をコピーして綴じる。
申請には、正本と副本が必要なので、出来上がった書類をコピーします。申請書類は何十枚にもなるので、まず穴を開け、ひもで綴じなければなりません。綴じ方も「建設業許可の手引」に載っています。
書類によってはもう一枚必要なものもありますから、「建設業許可の手引」でチェックしなくてはなりません。
確認資料を提出できるように整理する。
確認資料の整理も大変です。ケースバイケースですが、これが一番大変な場合もあります。過去の契約書を10年分集めて、それを整理しなければならないといったことがあるからです。
都庁の相談コーナーで予備審査を受ける。
都庁に出向いて予備審査を受けると、「ここダメ」「ここは修正して」とダメだしがあります。ダメだしがあると、「またやり直しか」とため息をつきながら、新宿駅に向かってとぼとぼ歩くことになります。
予備審査の指摘に従い申請書類を修正する。足りないと指摘された資料を集める。
この資料集めができずに、申請までいたらない場合も珍しいことではありません。資料がそろうまで1年待つなんてこともよくあることです。
申請書類、確認資料を提出して窓口審査を受ける。
この窓口審査を経て申請が受理されれば、長かった申請への道のりがほぼ終わることになります。
審査には、知事許可で約30日、大臣許可で約3ヶ月かかります。
「許可通知書」の送付を受ける。
許可通知書は郵送してくれます。これで建設業許可取得作業は完了です。
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